スタート
「スタート」・・・つまりこの瞬間から競技が始まるわけですが、ここで上手くいくといかないでは心理的にずいぶん差が出ると思います。上手くいけば「よっしゃー」といけるが、失敗すればその遅れを取り戻そうと焦る気持ちが出てくるでしょう。
そんな大事なスタートの瞬間ですが、イベント(初級者向け)を見ていると何も考えていないのか、ただ漫然とスタートしている人を多く見うけます。コーナーを攻めてコンマ1秒を詰めるよりスタートで詰めるほうがよっぽど楽なのに・・・と思ってしまいます。
スタートライン、つまりタイム計測が始まるところと車をスタートさせるところは違いますよね。大概、実際に車が動きだして50センチから1メートルぐらいのとこから計測は始まります。要は計測が始まるところまでにいかに速度を上げることが出来るかが重要になってきますね。言いかえればいかにパワーを上げた状態でスタート出来るかだと思うんです。
それを知るためには様々な方法を試して見ましょう。まずは普通のスタート、つまり街中の信号待ちから発進するときのような状態から全開にする・・と。これなら回転数が上がるまでに時間がかかることがわかると思います。次にめちゃくちゃホイルスピンさせてのスタート、クラッチをアクセル全開でつなぐようなもんです。これはなかなか車が前進しないことがわかると思います。
つまりタイヤを完全にグリップ状態でもなく、また過度のホイルスピン状態でもないところに素早くダッシュできるポイントがあるのです。これは車によって変わると思うので一概には言えませんので自分で探しましょう。
ちなみに僕のロドスタではタイヤによってスタート時の回転数は違いますが4~5千回転ぐらいをキープして(つまりホイルスピンできる回転数)半クラッチとサイドを使ってます。半クラッチはあまり使いたくありませんが、勝つためなら惜しくはないですね。クラッチはお金で買えますが勝利は買えませんから・・・