1速の走行

街中の走行ではあまり使われることのない1速での走行。ジムカーナでは多用されますし、差がつくところでもあります。

1速というギアでの走行の難しさはその挙動の大きさからくる車のコントロールでしょう。1速ではレッドゾーンまで回しても速度はせいぜい50キロ程度でしょう。言いかえれば50キロ以下まで速度が落ちるところは1速での走行になるということです。

ジムカーナでは鋭角なターンが多いですから必然的にこの1速での走行時間が長くなります。だから1速での走行がスムースに出来なければ差がつくのは当然の成り行きなのです。しかしこれが難しいのですよ。普段使いなれていないのもありますが、練習量がものをいいますよ、これは。

僕も以前はどうして遅いのかわかりませんでした。ジムカーナの走行をビデオに撮ってもらい速い人と区間タイムを計ってみると全てのコーナーでコンマ数秒づつ遅れていたのです。コンマ1秒でも10個コーナーがあればトータルで1秒差ですからねぇ。ジムカーナで1秒差は致命的ですから。

で、どうしたかと言えば練習です。今は全日本のA1クラスでトップ争いもしている方と同じ場所で夜な夜な練習しました。パイロンを数本使って1速のみのレイアウトで走行するというものです。ここでステアリング、アクセル、ブレーキを上手く使えば速く走行出来る事もわかりました。なかでもアクセルワークの大事さが再発見でしたね。

1速の走行の極意を書きましょう。それは「ハーフアクセルの使い方」です。これに気づくまで数年かかりましたよ(笑)

言葉では上手く表現出来ませんので、具体的に知りたい方は練習会などで直接僕にコンタクトしてください。