コラム > 2022/02/02 2022年度版 NANBの手に入れ方 

2022年度版 NANBの手に入れ方

NAは1989年から1998年まで、NBはそこから2005年まで。つまりNAでは最低24年オチ、NBでも17年オチです。そんな古いクルマを今更手に入れたいと思うヒトがいます、結構います。

おぎゃ~と生まれた赤ん坊が高校生や大学生になるくらいの時間が経過しているんですよ、わかってます?(笑)

もはやマトモな個体はそこらへんのクルマ屋さんには並んでいませんよ。

つまり古いクルマを買いにクルマ屋さんに行っても十中八九マトモな個体には出会えないってことです、ハッキリ言うけど。

別の見方をしましょう。皆さんがクルマを手放す時はどんな時ですか?そのクルマが絶好調な時に手放しますか?違いますよね。調子悪くなったり、メンテに費用が掛かるから・・・でしょ。

クルマ屋さんにはそういうクルマが売られている訳ですよ、わかりますよね? 調子悪いクルマを絶好調に仕上げて売ってる店があると思いますか? 

あるわけない(笑) これが現実です。いわゆる専門店と言われる店でもね、残念だけど。

現行型のNDの中古車はまだ発売から6~7年しか経過していません。オーナーが無精だとしてもクルマは大して痛んでいませんのでそこら辺のクルマ屋さんで中古車で購入しても大丈夫でしょう。

NA・NBのような「旧車」はどうやって手に入れれば良いのか? 他の旧車を思い浮かべてください。そこら辺のクルマ屋さんに売って無いでしょ? でも世の中には存在しています。どうやって流通しているのか?

個人売買です。

私の例で言えばですね・・・GTヨンとかRFなど新しいクルマはディーラーで買いました。ケーターハムのセブンはサクラムの社長から、古いサニーは崎山自動車の社長から、過去に手に入れた複数のロドスタは全て持ち主から買いました。

私はこういう仕事をしているので一般のヒトよりは「縁」があるかも知れません。でも一般のヒトでも縁を広げることは出来るハズです、やる気があれば。

以前、崎山自動車の崎山さんが所有していたビアルベーロという超希少車(レストアに10年掛けたクルマ)をどうしても欲しいヒトが居て崎山さんに何年も声を掛け続けて崎山さんが手放す時に購入したそうです。他にも512BBを買うために20年貯金して周囲に「512BBを探している」と言い続け手に入れたヒトもいます。

つまり・・・今、状態の良いNAが欲しいのであれば持ち主に声を掛けるのです。もし手放す時は声を掛けて欲しいと。もちろん1回2回伝えたくらいじゃ無理でしょう。その人と縁を作り気長に待つのです。そのくらいの情熱が無いと無理でしょうね、良い個体を手に入れるのは。

ウチにも超絶バリモンのNAがいますけど誰も声を掛けて来ません(笑) もちろん現時点で手放す気はありませんよ。でも今後私に何が起こるかはわかりません、手放さなくてはならない時が来るカモ知れません。未来は誰にもわからないですからね。そう思えれば可能性はゼロじゃないでしょ?

要するにラクしてマトモなNANBは手に入らないってことですよ。安易な気持ちで乗ろうとしたら酷い目に遭いますよ~ってこと。基本、販売中の中古車は「要らなくなったクルマ」と言うことをお忘れなく。