コラム > 2018/10/12 価値観
価値観
ロードスターに乗り始めた頃、すでにサーキットを走ることを知っていてタイムトライアル競技であるジムカーナにも参加していました。サーキット走行もジムカーナもタイムの世界。速く走るためにはどうしたら良いのか?全てはタイムの為。カスタムもタイムを縮めるために行うことでした、私には。
自分の限界に近づくと……苦しくて……オカネも掛かるし……でもタイムを出したい……タイムを出すことが「価値」なんだと思っていました、25年くらい(笑)
去年の暮の鈴鹿をRFで走った時に「物凄い満足感」がありました。大して速くは無いのですが(笑)思いどうりにクルマを動かせた感覚があったんです。今までずっと走ってきた積み重ねもあると思います。
そしてNA号の方でも13基目のエンジンは理想としていたパフォーマンスを発揮、もうB6エンジンでやりたいことは無いな……と言えるほどの満足感を得ることが出来ました。
そしてサーキットを走るということに興味が持てなくなってきたのです。自分でも不思議です、あれだけ執着していたのにね……自分で決めたことじゃ無いんです、自分の内側から出てきた感情とでも言えば良いのかな?
いや別にサーキットが嫌いなわけじゃないですよ、ただ興味が薄れただけです。
年に1回か2回しかサーキットを走らない人って多いと思うんですよね、今まではその気持ちが良くわからなかったんです。それで満足なのかな?って。でも顔を見れば楽しそうなわけで……最近わかるようになりました。速く走るだけが「走ること」では無いんだと。
RFで街中をのんびり走るだけで満足してます、本当ですよ(微笑) 車検対応マフラーの控えめな音で十分です。ドクロ号なんか公道を走っちゃダメだよな……と思いますし(笑)
価値観は変わります、変わって良いことだと思ってます。価値観は人によって違うんだ、そして変化していくモノなんだと理解できれば他者も受け入れられるでしょ? とは言えあまりにも自分の価値観とかけ離れていたら付き合い難いと思いますけどね……そういう時はオトナの対応で宜しいかと。
こういう考え方は20代30代じゃ気が付かなかったなぁ~ 50を目前にして……です(笑)