コラム > 2017/07/26 マリナーブルー

マリナーブルー

1993年式 NA6CE 標準車 マリナーブルー それが私のNAロードスター 現在24年目

4年前、オーバーフェンダーに憧れてアメリカンなエアロキット入手。リアフェンダーを切って装着。
色は塗らずにムラサキ色にラッピングしたんですよ。

その後、刷毛塗りに手を出し……単色じゃ飽き足らずに絵を描いたり……さらに高み?いや違うな、オンリーワンな雰囲気を出したくて表面加工……サビサビなイメージを追求した仕様 ← いまここ

RFを手に入れたのでNAはほぼサーキット専用車な感じ、だから「まぁいいか」と思っていたんです。
そんな時に綺麗なマリナーブルーのNA6が売りに出される話を聞き……ココロがざわついたんです。

そのNA6は知り合いのクルマ、いかに手間が掛かっているかを見聞きしています。
特にボディ、叩き出しのナチュラルなオーバーフェンダー、そしてマリナーブルーで全塗装。

取って付けたオーバーフェンダなマイNA、実は走ると速く無いんです。
そうです、オーバーフェンダーにした本当の目的は「速く走れるんじゃないか?」と思ったからなんです。

自分で出来る範囲のセッティングで結論としては「速く無い」……と。
根本的なところから見直さないとダメなんだなと言うことがわかりました、それはナンバー付きでは難しい。

辿り着いた答えは……

ノーマルボディで十分(笑)

欲を言えば気持ちフェンダーが外に広がれば最高だなぁ~と。
使えるホイルとタイヤのサイズが増えるという意味でね。 

そこに出てきたマリナーブルーでナチュラルオーバーフェンダーの売り車! ソワソワするでしょ(笑)
実際、悩みました。手に入れて……中身は入れ替える……そうすれば綺麗なボディのチューンドカーが完成。

気になることは……

マイNAのボディはどうする? シンシャからのボディ、捨てるのか? 車台番号が変わる…… 良いのか?
それはマイNAと言えるのか?

クルマは鉄とアルミとプラスチックの集合体でしかありません。
道具と見なせればボディを変えるのは別に問題は無いですよね。

そこはニンゲンな私、ニンゲンは感情の生き物なんです。
ニンゲンは細胞の集合体のくせに「感情」が湧いてくるんです(笑)
やっかいですよね~

悩んで……売り情報をネットに出しました。誰も買わなければ買おう……と。

すぐに売れました(笑) そりゃそうだよね……こんな出物はなかなか無いしね……

買った人は西日本の方、なので東京からウチへクルマを運ぶ役目を引き受けました。
東京から750キロ、自分で運転すれば気持ちもわかるだろうと。

コンディションはバッチリでした、NA6として見れば驚異的です。
東京から不安なく帰れました、凄いよね。
そして納得できました、マイNAで良い、マイNAで良いんだと。

キレイなマリナーブルーのボディは魅力的です。
でもそれは自分が手間とコストを掛ければ出来ること。
ボディを交換してしまえばきっと後悔する……そう思えたんです。

ドクロの絵が描かれたマイNA(笑) 
見た目は一般受けしませんが私にはこれがマイNAなんだと。

RFと比べると抜群のコンディションのNAでも高速道路の長距離移動はツライです。
NAしか知らなければそう思わなかったカモですが……

ドクロ号は近隣のサーキット走行用、RFは普段乗りから長距離ツーリング、たまにサーキット。
棲み分け出来る気がします。

そしてドクロ号は当分今のままで良いかな~と。
いつか……いつか元の姿に戻そう、そう思います。

フナに始まりフナに終わる……そんな感じ?(微笑)