コラム > 2017/06/28 命の終わり

命の終わり

昨晩、通夜に参列してきました。古くからの友人の奥さんが急死したので。
脳の出血で眠ったと思ったらそのまま亡くなったそうです、あまりにも突然の出来事。

数年前、ロドスタ乗りの知り合いもそういう亡くなり方をしました。
出勤しないので見に行くと布団の中で亡くなっていたと。

私も前の奥さんを亡くしています、自殺ですが。
朝、いつものように話をして出かけると「死んだ」との連絡があったわけです。

ココロの準備ができないわけです、突然、死なれると。

親父も亡くしていますがガンでしたので「状況を受け入れる気持ちの余裕」はありました。
もちろん亡くすことの悲しみはあるのですが。

今回の友人は私の前の奥さんのこともよく知ってる人。
前の奥さんはそううつ病でその友人にも迷惑をかけたり(苦笑) 
とにかくホンネで話ができる数少ない親友です。

亡くなった翌朝、電話してきたんです、誰かと話がしたいと。
似たような経験を持つ私……だから掛けて来たんだなと。

私が奥さんを亡くした時、自問自答しました。

「私が出かけなければ死ななくてすんだのでは?」
「私がもっと気を付けていれば死ななくてすんだのでは?」
「私の努力が足りないから死んだのでは?」

未だに答えは見つかりませんが……

「仕方なかったんだ」と思い込むことにしました。

自分を守るためです、卑怯かもしれません。
死んだ1年ちょっと後に私は再婚しました。

「永遠に想い続けて1人で生きていく……」 私には無理です、弱いので。
それはきっと死んだ彼女にとっても望ましいことじゃないと思うんですよ。


死んだら終わり。仕方ない。


そう、仕方ないんですよ、きっと。


泣けるだけ泣く、もう涙が出ないというくらい。
そして諦める。もう帰ってこないと。


言い方が悪いかも知れませんが死んだ時が寿命だったんじゃないかと。
ヒトは誰しも死にます、生まれたなら。
長く生きる人もいれば短命の人もいると。

いつ命の終わりが来るのかは誰もわからない。

できることなら後悔の無いようにその日を迎えたい。
未来はわからない、過去は変えられない、今あるのは今、この瞬間だけ。
だから「今」を生きるのです、ただそれだけ。

「今」を無駄したらダメですよね。
一生懸命「今」を生きる。


友人の奥さんのご冥福を祈って……