コラム > 2013/11/15 おもてなし

おもてなし

2013年の流行語の1つですね!
私も最近、お客さんを「おもてなす」と言うことを意識し始めました。
今までは無意識で最近は意識してると言った方が正確かな?

ガレージの歴史(笑)でそれがわかるかな。
まず初代ガレージは間口4.5メートルで奥行5メートルくらい。
作業スペースはクルマ1台でした。

それまではフツーのカーポート(片側に3本柱があって屋根は波板の)でして、とにかく囲える「ガレージ」が欲しかった記憶があります。
もちろん「仕事」として使うつもりでしたが今思い返せばとにかく作業場を確保する……くらいの感覚でしたね。

お金がなかったし借金する方法も知りませんでした。「借金」という響きが怖かったですね、あの頃は。
なので手持ちのお金で手作りガレージでした、総工費30万だったかな?(笑)

4年近くその小屋で頑張りましたがさすがに手狭なのとリフトが無いのがしんどくて……
そろそろ「借金」してみようかな?と思い始めて何も知らずに「コッキン」に行ってみると私にもお金を貸してくれるという!
じゃ、作るぞ!ということで2代目ガレージを作りました。(友人の大工さんにお願いしました)

2代目のガレージを作る時に考えたのはマイロドスタを置くスペースの確保とリフトの導入です。
つまり作業性のアップと自己満足ですね(笑)
ガレージの面積で言えばクルマが3台並べれるスペース。幅9メートルで奥行は5メートルちょっとと言う感じ。
事実上の作業スペースはクルマ2台分でしたので幅6メートルで奥行5メートルと言ったところ。

初代ガレージに比べたら「天国」のようでした。
私にもリフトが所有できた!(30万未満の中古でしたが) クルマが2台も預かれるよ! と。
実際、私一人の作業スペースとしては事足りていました。このスペースで7年くらい過ごしましたしね。
これ以上、広げることも不可能でしたし……

ただ仕事の内容が時間の掛かる作業が増え、リフトがなかなか開かずにオイル交換すら予約を受けないと出来なくなってきました。
初めての来店として「とりあえずオイル交換でも」と言う方も多いと思いますがそのほとんどをお断りせざるえない状況だったのです。
常連さんは事情を知っているので「いつごろオイル交換できる?」と聞いてきます(苦笑)

今年(2013年)、偶然に隣が空き地になることが発覚!
かなり悩みましたが(丸3日)思い切って買うことに。
そして3代目のガレージを作ることに。

生活のための「仕事」だけを考えれば既存のガレージで事足ります。2代目のガレージの借金も完済していますしね。
借金の無い状態の方が気楽です(当然ですが)。

土地を買い、ガレージを作ればお金が沢山必要です!
でもそうすることを決めました、丸3日考えて(笑)

3代目のガレージはリフトを2台設置してゆったりした作業スペースを確保。
土地の半分は駐車場スペースです、今までありませんでしたから!



ロドスタが発売されてもう25年です。昔はみんな「新車同然」な状態でしたけど今はもはや「旧車」。
日帰り作業で済むクルマはほとんど見かけません。どんなにキレイに見えても20年とか経過すれば部品は痛みます。
当店はNA・NB専門を宣言しています。入庫するクルマはどんどん古くなります。

オイル交換は気軽にして欲しい、そしてメンテナンスには時間が必要。
その両方に対応できるスタイルを提供する必要があるのではないか?

3代目のガレージは当店に来てくれる古いロドスタのことだけを考えたガレージなのです!

自分のクルマのためじゃないです、純粋に仕事のためですね。
自分がこういう考えを持つとは思いませんでした(笑) 
我が我がのジャイアンなのに(爆)

3代目ガレージは預かり作業のメンテナンス用です。
2代目ガレージはオイル交換専用に。マイロドスタは2代目ガレージに格納して余ったスペースには椅子とテーブル、そして漫画でもおこうかな(微笑)


これが私の「 お も て な し 」です。