コラム > 2013/03/30 ラッピング

ラッピング

去年(2012年)のオートサロンで初めて知った「ラッピング」。かなり印象に残りました。
そして今年(2013年)のオートサロンではラッピングされたクルマが多数、流行ってきているんだなぁ~と

私は流行っているからではなく自分がやってみたい! そういう気持ちが強くなりました。
キッカケはマイロドスタ。ボディの塗装は都合により3か所の場所で塗られています。つまり微妙にですが色がバラバラなんです。そしてベースの青、マリナーブルーですがどうも淡いんですよ。

これはドア以降(フロントを除く)を全塗装したときのサンプルに問題がありました。そうです、見本がまずかったのです(汗)
今思えば純正のカラーコードにしておけば良かった……なんて。

でも色がバラバラなおかげでラッピングする気になったのですから結果OKなのかも。
「失敗」と捉えるのではなく「経験」と捉えれば大抵の事はOKでしょう♪ 離婚も「経験」ですって(笑)

ラッピングしたいなぁ~と思っていたら講習会のお知らせを発見。探していれば出会えるもんです。
そして神戸へ。そこの講習会で聞いたことは……

このカーラッピングと言うのは……

高級車に乗る人達がターゲット。これはどういうことかと言うと500万、1000万とかするクルマ、スーパーカーじゃなく高級セダンをイメージしてください。そういう方は同じクルマにずっと乗るわけじゃないです。そして派手な色にして見たかったけど周囲の反対やリセールバリュー(下取りの価格)を考えて無難な色にしていることが多いと言う事実。世の中のクルマは白・黒・シルバーがほとんどですよね?

塗装をすればリセールバリューがガタ落ち。でも色を変えてみたい……そこでラッピングです。
3Mのカーラッピング専用フィルム1080は耐久性はもちろん「再剥離性」に優れています。言い換えれば「はがしやすい」と言うこと。はがした時に塗装まではがれては困るわけです。以前までのラッピングでは建築用の素材だったりしてはがす時に一苦労なんて話は普通だったようです。このフィルムは画期的な材料なのです。その分、お高いですが……

色は替えられる、そしてキレイにはがせる。しかもラッピングすると言うことは塗装の保護にもなります。つまり売るときには逆に有利かも知れませんよね! 
と言うことで「カラーチェンジを楽しみましょう!」と言う提案なのです。

講習会の冒頭でこういう説明を聞き「あ、私の考えと全然違う(汗)……もしかして場違い?」とアウェーな気分になりました。
私は「ラッピングすれば全部色が同じになるじゃん!」と考えていましたので。

そして「セダンをベースに考えるとボンネット・ルーフ・トランクの3点施工で20万円が標準価格です。1台丸ごとのフルラッピングは50万から車によっては100万円」 「施工はセダン1台丸ごとなら1人で1週間でしょう」と。


価格、施工時間ともに私の想像を遥かに超えています(汗)


「例えが悪いですが軽にフルラッピングの需要は無いでしょう、100万円のクルマに50万掛けてラッピングします? 塗った方が良いでしょ、そのほうがキレイだし」と。確かに……

と言うかロドスタも同じだと思うんですがぁぁぁ

この時点でロドスタ丸ごとラッピングは無いのかなぁ~なんて思ったり。でもロドスタは屋根無いし! 小さいので材料も少なくて済むんじゃないかなぁ~と思ったり。

講習会でラッピングの施工方法を学んで材料の仕入れルートも確保しました。
とりあえずやってみよう!と。

そしてマイロドスタをフルラッピングしてみました。正直難しいです、まぁ初めてですしね。それでも日中は通常作業して空き時間、早朝とか晩飯後とかにラッピングして6日でした、所要時間は。これならフルに1日使うと仮定すれば3日フルにあればできるかなぁと。ただ3日間集中し続けられるかがポイントかも。とにかく根気・集中力が必要です。

ロドスタ1台分で材料費が10万てとこですかね、塗装の場合の塗料代より遥かに高いですよね。後は手間賃です。
そうですね~ ロドスタ1台丸ごとで30万~(何も外さないで)ですかね。部品を外すかどうかで変わります。

30万掛けるなら塗りますよね(笑) それがフツーでしょう。

ロドスタはそもそも色々な色の設定があるクルマなわけで、オーナーは「好きな色」のクルマに乗っているわけです。
「好きな色」のクルマに乗っている人はそもそも少数なんですよ! ほとんどの人は「無難な色」としてチョイスしているのです。

ロドスタのフルラッピングの依頼があるとは思ってないです、来れば驚きます(笑)
可能性としてはパーツのみかなと。ボンネットだけとかハードトップだけとか。

興味がある方はお問い合わせください。
本業はねじ回しなのでラッピングの依頼は無くても大丈夫です(笑)
こういう方法もあるよ~と言う感じなので。