コラム ＞ 2012/12/29　人生ゲーム

人生ゲーム

子供の頃、よく遊んだ記憶があります。小さなクルマに「人」の棒をさしてスタートだっけ？後はルーレットを回して出目で進むだけだったような……

そんなゲームでも面白かったと思うのは出目がわからないこと、途中経過や結末を自分でコントロールできないからじゃないかと。単純に「運」だけのゲームだった気がします。

何か気づきませんか？

そうです、皆さんの人生そのものです（笑）



昔、10年以上前ですがサラリーマンの時代がありました。9年くらい。今よりもノンビリした時代で「このまま定年までココにいるのかな～」なんて軽く考えていました。つまり途中経過やゴールがなんとなく見えるわけですよ。（それは錯覚なんですけどね）

それは面白くないんじゃないか？

自分が望んでいた人生ってそんなもんか？いや違う！　と考え出したのが30歳の頃。そして33歳で脱サラ独立、一人自営業の開始でした。

始めてみれば終わりどころか1か月先が見えない。独立して10年経ってもソコは同じです。
でも違うのは意識。不安の度合いと言うか。始めた頃は胃が痛いような気持ちにもなりましたが今は平気（笑）　「なんとかなるさ！」という根拠の無い自信があります。

根拠が無い……無いことも無いかな？　10年続けたという事実、それが根拠かな？

今にして思えば33歳の時、私は自分の意志で人生ゲームに参加したんだなと。
いや、生まれた時から実は参加しているんだけど、そのことに気付かなかったと言うべきかな。
学校行って就職して結婚して……と言うのは「決まったルート」だと「思い込んで」いた気がします。

ご存知のように現実は学校出ても希望の就職は難しく、就職してもすぐにやめたり、やめたくないのに辞めさせられたり。結婚しても離婚したり、そもそも結婚しないと言う人も増えたり。
つまり「安定」なんていうものは存在しないという事実を受け入れる時が来たのがここ数年の実感かなと。

私は33歳の時に「人生ゲーム」に参加した時、「安定」という考えを捨てました。捨てることができた……がより正確かな。

先が見えないことはダメなのでしょうか？
私は見えている（実際は見えないんだけど）と錯覚しているほうがマズイと思います。
例えばリストラされるとかさ、あれって自分はリストラされずに定年を迎えられると思っているから路頭に迷うんでしょ？　リストラされることを「想定」して生きていれば慌てないし、対処できると思うんだけどね。

よく聞くのが「独立したいけど収入が読めないのが怖い」と。
始めてもいないのに収入の心配ですか（笑）　一体生きていくのにいくら必要なんでしょう？　食べるだけなら大金は要らないですよ。

要するに「今の生活レベルを落とさずに独立したい」ってことでしょう？

ハッキリ言いましょう。
その発想がある人は独立に向いていないと思います。

今の日本、まず餓死はしないと思います。
ほら、死なない程度には食べれるんですよ。何もしなくても。
事業に失敗しても食べれますって。そのくらい「良い国」なんですよ、ジャパンは。

家族がいるから……家のローンがあるから……全て「やらない言い訳」ですよね。
私は家を新築した時に独立、開業直前に奥さんの死という状態でしたよ。
金銭的にも精神的にも相当キツイ状態からのスタートです。

現在、10年を過ぎました。


超楽しい毎日です♪


もちろん色々ありますよ、でも楽しいと言えます。

人生ゲーム、最高です。
子供の頃にしたゲームと違うのは自分で出目を選べること、何をどうするかは全て自分で決めることができる。
もちろん運にも左右されますが運を呼び込むことも可能だと思います。

ただし結末はわかりません、でもこれはみんな同じなんですよ。そこに気付くか気付かないか。


みなさんは自分の意志で人生ゲームしてますか？