コラム > 2003/01/29 道

うちは早死にの家系です(笑)両親の親、つまりじーちゃん、ばぁーちゃんの顔は1人も知りません。全員60ちょいで逝ってしまったそうです。おかげでお年玉を貰えた記憶がない(笑)

そのせいか漠然と自分の人生は60年ぐらいかな?と思っています。つまり半分過ぎているわけです……のんびりしているヒマは無い!

高校3年の時、やりたいことはありませんでしたし働きたくもなかった。だから大学に行きました。やりたいことを見つけるために……様々なアルバイトを経験しましたがどれもピンと来ませんでした。いや、ピンと来ないというより、1つに絞る事に迷いがあったと思います。

たとえば趣味。子供のころは鉄道マニア、釣り、高校でバイク(笑)、ボーリング、ビリヤード、マージャン。大学でスキー、カメラ、バイクでの放浪(笑)どれも夢中になっているときはそれで食っていけたらいいなと思っていました。

大学4年になっても進む道を決められず就職活動もしませんでした。たまたまバイト先でパートのオバちゃんが「JAで求人出てるよ、受けて見れば?」との一言でなんとなく受けたら合格(笑)コネもないのに不思議でした。仕事は金融、つまり支店内勤務で人様のお金を数えることです。3ヶ月で辞めました(笑)

もとのバイトに逆戻りしてそこの所長に「空きが出たら中途採用の試験を受けさせてくれ」と頼むとわずか2週間後に空きが(笑)そして合格……そのまま約10年勤めました。ここでの仕事は特に不満もありませんでしたが、いつのころからか自分を封じ込めている気がしてきたのです。

私には弟が1人います。高校の時から進む道を決め、大学で学び自分を殺さないために国内で就職する道を捨て単身ドイツにわたり語学を習得し、現地の大学に入り去年からベルリンで働いています。とても同じ親から生まれたとは思えません(笑)

約10年勤めた会社に入社したときロードスターを買いました。今は鉄道マニアでもなく(笑)釣りも辞め、ボーリング、ビリヤードはたまにする程度。スキーは腰を痛めたので去年より自粛。バイクも売りました。写真も趣味程度ですね。夢中でいられたのはロードスターだけでした。

33才になってようやく決まったのです、進む道が。もう迷いはありません。突き進むだけです。60才までとしてもあと27年もあるよ(笑)そーとーなマニアになれそうだな……